V2. システム・モジュール - 定義
- 1 定義:
- 2 システム
- 3 アイテムとオカレンス
- 4 コンポーネント
- 5 システム・コンポーネント
- 6 製品
- 7 分類 (クラス分け)
定義:
システムは時に複雑なトピックであり、挑戦的なアイデアを伴うこともあります。
これをよりよくサポートするために、”システム” にまつわる本質的な概念を定義する重要な用語を、
いくつか紹介します。
各用語について、換気ユニットの3Dモデルで各用語を強調表示しています。
システム
システムとは物理的な物体ではなく、2つ以上の物理的なコンポーネントを結びつける実体です。
この例では、換気コンポーネント (ダクト、エアディフューザーなど) がハイライトされていますが、
エアハンドリングユニットはシステムコンポーネントであり、システムの一部ではないため、
ハイライトされていません。
システムは1つのシステム・コンポーネントにしか所有できませんが、複数のシステム・コンポーネントに追加することができます。システムの所有者でないシステム・コンポーネントは、コンポーネントとしてシステムの一部になります。
システムは、システム・コンポーネントとして所有することは必須ではありませんが、お勧めします。
アイテムとオカレンス
システム・モジュールのすべては、アイテムを中心に構築されています。プロジェクトに配置された
アイテムは、オカレンスとして知られています。アイテムは複数のオカレンスを持つことができ、
複数のオカレンスを複数のシステムに配置することができます。BIMの用語では、
アイテムは “タイプ (Type)” に相当し、オカレンスは “インスタンス (Instance)” に相当します。
モデル例では、エアディフューザーの各オカレンスが1つのアイテムとしてハイライトされています。
コンポーネント
コンポーネントとは、システムに接続されたアイテムのオカレンスです。
システムモジュール以外では、dRofus のアイテムオカレンスは通常、部屋に関連付けられます。dRofusは、部屋内のオブジェクトだけでなく、モデル内のすべてのオブジェクトを取り込むことができます。
モデルの例では、エアディフューザーのオカレンスが1つのコンポーネントとして、
ハイライトされています。
システム・コンポーネント
システム・コンポーネントとは、1つまたは複数のシステムを所有し定義するアイテムのオカレンスです。
上の図では、エアハンドリングユニットがハイライトされ、システムコンポーネントとして換気システムに接続されています。エアハンドリング・ユニットは、電気回路からの電力供給を必要とするため、
電気系統のコンポーネントになることもあります。
システムコンポーネントは、分類からその番号を取得することも、
そのオカレンスであるアイテムからその番号を取得することもできます。
dRofusのプロパティペインには、接続されているシステムの概要が表示されます:
システム・コンポーネント:エアハンドリング・ユニット
アイテム 0303.001 のオカレンス - M_Air Handling Unit (M_エアハンドリングユニット)
システム内のコンポーネント
21-04 50 20 30.002:01 - Curcuit For Air handling unit (エアハンドリングユニット用回路)
システム用システム・コンポーネント
21-04 30 60 70.005:02 - 給気
21-04 30 60 70.005:03 - 還気
21-04 30 60 70.005:04 - 排気
21-04 30 60 70.005:05 - 供給空気
製品
製品は、最終的にベンダーから購入する製品固有のタイプです。
製品データが含まれ、アイテムに添付されます。1つのアイテムは複数の製品を持つことができるので、
同じアイテムの異なるオカレンスに異なる製品を割り当てることができます。
分類 (クラス分け)
一旦コードに慣れれば人間が読めるコードを記述した国内または国際標準 (Omniclass, Uniclass)
dRofusシステムモジュールでは、分類システムの利用が強く推奨されています。
この分類は、以前に参照した標準の1つである場合もあれば、dRofusで作成された、
またはdRofusにインポートされたカスタム分類である場合もあります。
続きを読む:分類と番号付け