V2. なぜ組織にシステムを導入するのか?
Revit、IFC、Excelを使用してシステム・データを入力する方法の例と、
dRofusにすべてのシステム・データを入力するプロセスをご紹介します。
システム・モジュールを使用したdRofusとRevitの接続
システム・モジュールを使用してdRofusとRevitの接続を確立することには多くの利点があります。
ここでは、dRofusプロジェクトの計画、構築、および各フェーズで役立つ例をいくつか紹介します。
プランニング段階
プランニング段階では、システムをRevitに接続することで、データを自動的に同期することができます。
つまり、dRofusで行った変更は自動的にRevitに反映されます。逆の場合も同様です。
この接続の結果、チームはより簡単に分野を超えて情報を共有できるようになります。
例えば、プロジェクトにおけるエンジニアとのコミュニケーション強化。
多くのエンジニアはすでにRevit (または同様のソフトウェア) でデータを管理しているため、
dRofusでデータを管理しているチームメンバーとの情報共有が容易になります。
これにより、エアハンドリングユニット (air handling unit) のようなアイテム、オカレンス、
コンポーネントの選択と設置に関する可視性が向上します。 あるチームが納品を担当しても、
それをシステム (電気や換気) に接続するチームは、必要な接続を事前に確認し、
設置の範囲や複雑になる可能性を予測することができます。
建築段階
建築段階において、システムに接続されるアイテムやオカレンスの配置を担当する請負業者は、
図面に頼る必要がありません。彼らはdRofusを使うことで、インストールを明確かつ正確に、
表現できるようになります。さらに、システムはプロジェクトの建築状況を積極的に監視する機能を、
備えています。つまり、複数のシステムに接続された対象物を、関係するすべての分野から
監視することが可能になります。
その結果、現場に行かなくても他の人の仕事の進捗状況をモニターすることができます。
メンテナンス段階
プロジェクトのメンテナンス段階において、施設管理チームは、プロジェクトが完了する前であっても、dRofusのインスタンスですべてを把握することができます。もちろん、これにはRevitとdRofusの
ログ記録も含まれ、プランニングとビルディングのすべての段階に関与したチームのログが
記録されます。これは、今後予定されているプロジェクトを予測し、そのスコープと計画に取り組む能力を支援するものです。