V2. Revitインスタンスの部屋関係を上書きする

オブジェクト (通常はサブアイテム) が、メインアイテムとは異なる部屋に物理的に配置されているシナリオもあり得ます。例えば、廊下に置かれたカード読み取り機 (サブアイテム) が、オフィスに属するドア (メインアイテム)を制御するような例です。このシナリオでは、 カード読み取り機の物理的な位置はともかく、廊下ではなくオフィスと関連付けるのが適切であると言えます。このような場合、dRofusプラグインにそのカード読み取り機が廊下ではなくオフィスに属していることを伝えることで、カード読み取り機の部屋接続を上書きすることができます。

下の例ではカード読み取り機 (サブアイテム)を “廊下” に配置しています(1). そのプロパティをdRofusパネルで確認します(2). ここで部屋関係を”オフィス” (3)に変更したいと思います。

Open

まず最初にブレッドクラムアイコン(4) を選択し オブジェクトを接続したい部屋を見つけて “Ok” をクリックします;

Open

続いて、新しい部屋関係を固定し、次にインスタンスをdRofusと同期させたときに、オブジェクトが再セットされないようにします。ロックアイコン (5) を選択します。

次回、オカレンス (現在のビューを同期/選択したインスタンスを同期) またはシステムを同期する際、部屋関係はdRofusの物理位置に再設定されることはありません。 また、同期ログに以下のような通知が表示されます;

部屋のアイテム / 階層(レベル)モデルのアイテム